そのお婆さんは大富豪のアリストテレス・オナシスさの従妹でさ、 生前オナシスの遺言で彼女は死ぬまでの生活費をもらえるわけだったけど、 オナシスの全財産を相続した孫のオナシスが打ち切ってしまったよ。 オルガ・オナシスさんはギリシャ経済危機で、年金を減らされ、税金を払い、下の写真のようなこともしなくてはならなくなりました。彼女は大富豪オナシスの従妹にあたります。 生前大富豪のオナシスは従姉兄弟妹たちのために僅かながらも、年金代わりになるような月々の生活費を生涯支払う!という遺言を残しています。それは親戚だけではなく、自分がかわいがっていた使用人たちにも同じです。昔は年金制度がしっかりしていなかったので、自分が死んでも、周りの人が困らないようにといろいろ心配りしていたのでした。意外と知られていませんが、情の厚い人だったわけです。 それを孫娘のアテナ・オナシスが打ち切ってしまいました。アテナはオナシス家の親戚とは付き合いがまったくありません。 オルガさんは何度もアテナに、どうか身寄りのない私を助けてください!と何度も手紙を出していました。しかしその手紙はすぐごみ箱に読まずに捨てるだけでした。そんなことよりもブラジルから牛を購入ことに夢中になっているようでした。 アリストテレス・オナシスの遺言にはもしも彼の血を引く物で遺産相続者となるの物はギリシャ語を完璧に話せる者だけでなければならない!、、という一文があって、現在の相続者の孫娘アテナ・オナシスとオナシス財団とでもめていたことがあります。 その一文があるのにもかかわらずギリシャ語をまったく習わない彼女の態度、そして彼女のフランス人実父とスウェーデン継母!の養育に対して財団側は疑念を抱いていました。結果的にはギリシャ語ができなくても相続してしまいました。 思うにギリシャ語ができてしまうと不味いことがいっぱいあります。ギリシャ人の親族と新聞雑誌などから、この実父と継母の真実を知ってしまうからであります。元ジゴロ(売春夫)のようにヨーロッパを渡り歩いていた父、その愛人としていつもいっしょにいた元モデルのスウェーデン継母の実態がわかってしまいます。 アテナ・オナシスの母はクリスティナ・オナシスはアリストテレス・オナシスの娘にあたります。 母のクリスティナ・オナシスは結婚と離婚を繰り返していました。大富豪の父がなくなってから、現在の父親となるヨーロッパで有名なジゴロだったティエリ・ルセルと知りあい、結婚し、アテナが生まれたわけです。 ところがこのクソ男には長年付き合っている愛人がいて、同時進行で金と女を楽しく暮らしていました。この愛人をクリスティナの財産で人知れず囲っていたのでした。スウェーデン愛人はクリスティナの知らないうちに二人の娘を産み落としていたのでした。 豊かな生活のためにクリスティナと結婚し、情欲のためにスウェーデン愛人を囲っていました。 この汚れた男の実態がマスコミに騒がれて、クリスティナ・オナシスの知ることになり、手切れ金を渡して離婚したのですが、このクソヤローはカネヅルを簡単に失うようなバカヤローではなかったので、子供をつくったのかもしれません。子供が大人になるまでの養育権を取るために、クリスティナを毒殺し、オナシス家の財産を一網打尽にしようとした!という噂もありました。 離婚後、母親のクリスティナはアルゼンチンで不慮の死(精神安定剤)をしてしまいます。かわいい赤子の娘がいて死ぬ母親はいません。うわさでは元亭主のジゴロのティエリ・ルセルが薬品卸売り会社を持っていてので毒殺という噂が立ちました。 元妻の死亡で、遺児のアテナを手にいれ、オナシス財団からティエリ・ルセルは月々多額の養育費を受け取ることになりました。そのときにはスウェーデン愛人と結婚していて、子供が三人も生まれていました。 なんとスウェーデン女の長女はアテナと8か月違い! あっちもこっちもはらませ、、もう、、。こういう家族の中でアテナは育ったのでした! さて、大人になってアテナは父親とまるっきりそっくりの男アルバロという馬術教師と結婚しました。アルバロはブラジル人でそちらの国では裕福だそうですが、大富豪オナシス家の財産に比べれば、もう爪の垢にもならないほどのものでありました。このアルバロには離婚暦があり、その奥さんはこのことで自殺しています。そしてアテナと付き合い始めた頃にはモデルの恋人がいて、子供がいたようですが、このあたりはよくわかりません。まったく持って父親そっくりの男を夫にするというのも母親ゆずりなんでしょうかね、、。 確かにアルバロは金持ちのようなことを言いますが、日本の牛10頭以上飼っていてアパートやマンションを貸している人のほうがよっぽど金持ちとおもいますよ、わたくしは! アテナが17歳のときに馬術教師になったアルバロについて、元恋人のモデルが言うには「17歳の小娘から言い寄るなんてありえない、彼は口がうまいのね」ということでした。 アテナはこのアルバロと結婚について、父親は大反対しました。やっぱりぴんと来るものがあるのだと思いますよ。その後アテナは父親とその家族への金銭援助は断ち切ったようです。 アテナが「オナシスという名前を捨ててしまいたい!」と言うのでしたが、ちょっとまって!そんなことをいうなら全財産を寄付してから大口たたきなさいよ!と言われたりしたのでした。 アテナが打ち切ったオルガ・オナシスさんへの仕送りは当時は300ユーロに満たないと聞きました。そんなお金はアテナの朝のコーヒーより安いのだと、オルガさんの手紙を訳したいたギリシャ人が言いました。 アテナ・オナシスの祖母の名前はアテナ・オナシスと言い、大富豪アリストテレス・オナシスの元妻でした。その後この祖母はオナシスのライバルのニアコスと結婚しました。このニアルコスの前妻が祖母アテナの姉に当たる人でした。古い話ですが、あのパリス・ヒルトンと浮名を流したギリシャ人大富豪パリス・ニアルコスという人はその一族の人です。この若いアテナ・オナシスとは血が繋がっています。 にほんブログ村
by agapi
| 2012-09-26 20:07
| 世間話
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Comments(9)
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genova1991 at 2012-09-26 20:41
大金持ちだから幸せとは限りませんが、お金がなくて生活するのもままならないのは不幸ですね。
オナシスも、もう少しまともな子孫を残せれば良かったですね。自業自得?
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agapi at 2012-09-27 01:27
genova1991さん、愛を基本とした信頼や共感という思いを
持てない家庭で育ったのでしょうか、、。 やはり裕福に生まれても育ちが悪いというのはあるのかもしれません。 最近、彼女の日常を書いた本を出版した人がいて、 鋼鉄人形、スティール・ドールとかいうタイトルで本屋に並んでいるらしいです。
この話を読んで、育ちって大事なんだなと思いました。お里が知れるなんて事もいいますよね。彼女は、オナシス家としては凄いけれど、育った環境が悪かったんですかね?写真を見ると、とても意地悪な顔に見えます。祖父の遺言を無視して支払いをやめてしまうとか、それでゴミアサリをしている身内がいるとか、心が痛まないんですね。「お金は腐らないけれど、金で人は腐る」という事ですね。まさに地で行った人だと思いました。この人の周りにいる人は、ほとんどがこの人を大切に思うのではなく、この人のお金が好きなんでしょうね。それにしてもびっくりする程の財産があっても満足ではないんですね。いくらあったら人にやさしくなれるんでしょうか。私はお金はないけれど、温かい家庭と可愛い動物がいるので、とても幸せです。それにしても庭の猫より育ちが悪いなーと思いました。猫だって、仲良く遊んだり、オヤツを分けたりしているのに。
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agapi at 2012-09-27 21:35
ceciliaさん、育ちは大切です。たとえ両親がいなくとも、
人畜無害の普通の人に育ててもらったなら人間は正常に機能します。 もうアクトーばかりだったらなんだか将来が悲しいです。 まず家族を大切に、大好きな人を大切に、人には親切に、 そういうことが身体で分かることが大切かもしれません。
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たっぺねーさん
at 2012-09-27 23:04
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まだ若いのにすごい人相してますね・・・(滝汗)
このまま年をとったらどんな顔になる事やら。 それにしても、 周りにいろんな感情が渦巻いていて近寄っただけで 具合が悪くなりそうだわ~。 こんな気持ちの悪い人間が現実にいるんですね、 きっと周りにいる人は似たり寄ったりだから大丈夫なんだわ。 先日、友人の夫婦が火事で自宅が全焼してね、 何もかもなくしたけど、とっても前向きで 絶対に彼女より幸せだと思う!
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agapi at 2012-09-28 17:24
たっぺねーさん、彼女の周囲の人は彼女のお金を当てに生きている人、
或いは生きてきた家族のような人たちの中にあって、 ものすごい鋼鉄な生き方を見つけたのでしょう。 新しく彼女の生活ぶりを暴露本が出まして、 スティール・ドールというタイトルだったかなぁ?と思います。 本を買わなくてもネットなどで大体分かります。 わたくしなど小銭で生きているので、彼女たちの考え方、生き方がわかりません。
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sheri-sheri at 2016-09-30 14:12
恐ろしい話ですね。まるで白雪姫にでてくる継母のような女です。毒リンゴ持ってたずねてくるあの老母。それも継母でしたね。しかし、あれは物語。これは実話。いつか、因果はめぐるとい願いたいです。しかし、毒々しい人々でおっかないですね。、
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agapi at 2016-10-10 18:06
sheri-sheriさん、アテナ・オナシスの実母クリスティナ・オナシスさんは5回か6回結婚しました。
最後の結婚相手のちょっと見のいい男フランス人?との間に生まれました。 この父親は母親と結婚する前からスウェーデン人モデルの恋人がいて、 アテナが生まれてその8か月後にそのモデルさんが妹となる赤子を産み、 のちに、父親がこのモデルと結婚して、実母の死後に引き取られました。 現在アテナは夫の離婚調停中で、案の定ブラジル人夫の浮気で、なぜか、 アテナに巨額の慰謝料を要求しています。まったくお金持ちはお金を持っているので、 湯水のごとく使えますね。
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J
at 2021-08-23 18:54
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失礼します。映像の世紀でジャクリーンさんが出たので。思い出しました。WIKにオナシスの孫娘は障害馬術の選手として紹介されていました。孫娘の父親は大手製薬会社の御曹司、それでもジゴロとして有名だったのですか。愛人がいて子供がふたり。オナシスさんの娘も不幸でした。37歳の若さで亡くなって。せめて孫娘には幸福になってほしいです。
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